Harrah’s

 

South Lake Tahoe, NV

05.12.2012


先ず最初に目に入ったのが、ステージにはデレックではなく他のキーボード奏者がいたこと。実はデレックは数ヶ月前に背中の手術をして休んでいるらしいと知ったのはコンサートが終わってから。考えてみたら、リックのコンサートに最後に行ったのは約半年前。1999年にコンサート追っかけが始まって以来コンサートなしの最長期間!


リックのコンサートではまず、彼のエネルギッシュさと圧倒させる猛烈女性ファン。ここは、冬はスキーで有名な場所で海抜約1800Mの高さ。普通にしている分には感じないが、空気は薄くなっているに違いない。バックステージには救急隊員が準備している。結局、幸いにも彼らの出番は無かったが、リックは途中で酸素ボンベを持って来てもらい、空気を体内に注入する場面もあった。


大きめの会場ではないが、それでもチケットが完敗と聞くと嬉しい。で、その恒例のややアルコールが入り過ぎの熱烈ファン達は、セキュリテーの人たちが、きちんと彼女らをステージから降ろす仕事をしているかどうかを試すためかどうか知らないが、あまり高くないステージにぽんぽん上がって来る。まあ、リックは満更、悪い気はしていないようで、彼女らにしっかりハグをしてあげていた。


今度のアルバムからの曲は聴けなかったが、締め切りは終わってしまったけれど、全員参加の「I Hate Myself」のビデオに付いて触れ、曲は「十分に愛されていないって感じることに付いて」らしく、「実際はこんなにファンのみんなに愛されているけど・・・。」と笑いながら言っていた。彼が十分に愛されていないなら、一般人の私たちは、全く誰にも愛されていないってことかい?


今回、友人は7歳になる娘を連れて来た。これが、彼女にとって生まれて初めてのコンサート体験。考えてみると、私は、長男が6歳、次男に至っては、3歳で初生リック体験を味わせたので、私の記録には及ばなかったということか(笑)。最初、彼女は初コンサートを前に少し不安げに見えたけど、すぐリラックスし、慣れ聞いたリックの曲を聞いて一生懸命ステージに見入っていた。私も、子供が歌うことが出来るか否かの年齢からリックの曲をいつも聴かせたため、世の中にはリックの曲しかないと信じ込み、「When we make love, it's a passionate thing...」なんて4歳位の時から歌っていたな〜。


しばらくすると、彼女の興味はリックよりも、周りに飛んでくる、ローズエクスポージョンのバラの花びら集めに集中。しかし、リックはそんな彼女をステージに招待し、彼女の関心を取り戻した。リックが、先ず「一緒に踊ろう。」と誘うが、じっと「何をひとりでしてるの?」と言わんばかりにリックを見てる。しかし、さすがに、お母さんの教育の成果ありで、きちんと「DTTS」と歌ってみせた。


ギターピックや切れたギターの弦をリックから直接もらい、すっかりリックからの特別扱いに気をよくし、すでにお母さんに「今度は、いつリックのコンサートに連れて行ってくれるの?」とおねだり。7歳で私たちのクレージーなリックファン世界に足を踏み入れたという訳です。まあ、せいぜい私がおかした間違い「思春期になって、世の中にはリック以外にたくさんの音楽があると子供たちに感づかせてしまったここと」をお母さんが起こさないことを願いたい(笑)。


Who Killed Rock’n Roll

Affair of the Heart

Living in Oz

Jet

Victoria’s Secret

I Get Excited

Medley

Venues in Overdrive

Rock of Life

Love in Alright Tonite

Red House

DTTS

Lover Somebody

HT

JG


ENCORE

Wasted

Kristina