ユニバーサル・アンフィシアター/

Universal amphitheatre

 
 

はてさてどこから始めようか、、、。

今回で3度目となるユニバーサルアンフィシアターのコンサートだが、いつもここの会場ではリックも力が入る。地元だからだろうか、もしくは思いでコンサート、Live and Kickin’が収録された場所だからだろうか、、、?音響設備の整ったこの会場でのコンサートはプロブレムフリー。と思いきや、ヘッドセットの調子がよくない。ロニーがレスキュウに登場するなり実は単にスイッチがONではなかった事に気づく。

ここでは、Shock Street Teamの一員として、幸運にも素敵なコンサートの裏に隠された音のマジックの製作現場、サウンドチェックを見学させてもらえた。会場の外で待たされること約一時間やっと中に入れてもらった時にはすでにサウンドチェックが始まっており、ちょうどリックがマイクテストをしている最中だった。私たちが会場に入ってきたことにすぐ気が付き、手を振ったら振り返してくれた。その後、ギターチェック、そして会場に下りてワイヤレスヘッドフォンとギターの調子をチェック。ステージに戻ったところで、Beautiful Youを演奏しだした。それも終わりまで通しで、、、。ジェネラルアドミッションのコンサートで外で並んでいる際に、中でサウンドチェックをしているのが聞こえることがあるが、曲をフルレングスで演奏する事を聴いたことがないのはもちろん、リックは、声をかなりセーブして歌う。しかし、この時のBeautiful Youは、閑散とした会場できちんと歌いきり、あたかもプライベートコンサートのようで、とても嬉しいプレゼントだった。

その後、リックが再度ステージから降りてサウンドエンジニアのMattyのいるPAの場所へと向かう。そこでマットのベースとロジャーのドラムの音量とバランスを一つずつ入念にチェック。サウンドチェックにかかわらないアーチィーストがいる中でリックは、きっと自分の感じるようにきちんと音をかもし出さないと気がすまない完ぺき主義者なのだと思う。それでも、会場が人で埋まると音の響きが微妙に変わったように思った。

この日のオープニングバンドは、Berlin。彼らは、映画トップガンの挿入歌、Take My Breath Awayが有名。実はリックの現ドラマー、Roger Carterは、元Berlin。このヴォーカリストは絶対以前リックのコンサートを見たことがあるに違いないと思った程、リックのスタイルを真似ていた。(実際考えてみたら、数年前のテキサスでのコンサートで、リックがヘッドライナーだった時、確か彼らも出演していた。)会場に下りて歌い、最後の曲ではステージに上がってみんなで踊ろうとよびかけ、実際ファンをステージに上げていた。

隣に座っていた人がバックステージパスを持っていたので、どこで手に入れたのか聞いてみた。すると、意外な事に、リックと20年来の友人との事。リックのサインをもらってきてあげようかと言ってくれたのだが、全くもってもったいないことだが、丁寧に断った。きっと変なファンだと思われたに違いない。20年間でこれが初めて見るリックのライブだそうで、あの恥ずかしがりやのリックがどんなものかと不思議なものだと言っていたが、コンサートが終わった後で感想を聞いてみたら、全く別サイドのリックを見たと驚いていた。そして、十分楽しんだようだった。

そのリックは、かなり長い間会場にとどまっていたように思う。途中、リックにキスをしようとした人がいたが、リックもしっかりとそれを受けて唇にキスをされていた。この日のDaveはテレビ用コスチューム。テレビ用とあえていうのは、彼はテレビのライブ時には、いつも皮のコートを着て出演するのだが、今日はそれを着ていた。Joe Satrianiとツアーをするため、ハリウッドのハウス・オブ・ブルースを最後にバンドから離れていたベースのMattが戻って来た。その間リックのコンサートには2回行っただけなので実際には長い間いなかったような気がしなかった。

誰かがリックの故愛犬、Ronnieの縫いぐるみを差し出した。リックは、二の腕のタトウーを指差して、Ronnieはここにいると言ってその縫いぐるみをギターのアンプの上に置いた。DTTSでは、彼の甥のマイケルと友達が会場にいるはずだからと誘い、彼らに歌わせる。私の位置からは後ろ向きだったので彼らの顔は見えなかった。また、新曲が演奏されだすと席をたってトイレに向かう人がよくいることを指して、Beautiful Youを紹介する時、3分の短い曲なので、トイレに立たないようにとジョーク。ここではCDではなくTV/ラジオ版シングルで演奏。確かギターは一つだけしか破壊されなかったように思う。新しいところでは、いったんリックがバックに戻り、再度アンコールでステージに戻って来る間、強くてしっかりしたハートビートの音が鳴り響く。以外な発想だが、これからリックがステージに再登場するという期待感をうまくかもしだしていると思った。

最後に残念ながら、Wasted とIdontwantanythingfromyouがカットされた。代わりに、セットリストから消えてしまったと思われた、バスタブ版Gloriaが再登場。実際、コンサートは短く感じた(約80分余り)ものの、リックは、これらを演奏してのけた。

セットリスト

I’ll Make You Happy

Will I?

Affair of the Heart

I’ve Done Everything for You

Rock of Life

Red House

Don’t Talk to Strangers

I Get Excited

Gloria

Beautiful You

Love Somebody

Jesus Saves

You Really Got Me

Kristina

Human Touch

Jessie’s Girl

Perfect

Love is Alright Tonight


⇦ 戻る

Universal city, ca

september 23, 2004